ここでの「危険」とはストリップチャットの視聴者が日本の警察や公安による検挙の対象になり得るかということになりますが、先に結論を言うとその心配は皆無だと思われます。
ある弁護士が『無修正で陰部を露出する等の行為は摘発の対象となる可能性がある他、視聴者についても、コメントの内容によっては教唆や幇助(ほうじょ)罪に問われる可能性がある』と語っているそうです。つまり、視聴者がキャストに対して「おまんこ見せて」などとコメント入れることが罪に問われるかもしれないということです。
厳密に言うとその通りなのかもしれません。しかし、それがそのまま「視聴者の検挙・逮捕」につながるとは非常に考えにくいというか、ぼくは事実上あり得ないと考えています。
無修正サイトの閲覧を禁止する法律はない
まず、単にインターネットでストリップチャットを閲覧することを規制する法律は日本にはありません。今までに国内外の無修正アダルトサイトの閲覧や会員となって動画を購入した日本在住の日本人が検挙されたという話も聞いたことがありません。(それを国内で『販売』すると捕まりますが…)
ここまでインターネットが普及し、情報ボーダレス化した現在、そのような規制で縛ることはもはや事実上無理だとも考えられます。
無修正動画サイトで有名な「カリビアンコム」は1999年の開設からもう20年以上経過しますが、カリビアンコムの閲覧や無修正動画を購入したことで逮捕者が出たという話も一度も聞いたことがありません。
公然わいせつの幇助(ほうじょ)にあたる?
では、公然わいせつ罪に抵触する行為を要求するコメントをした視聴者はどうなのか?
例えば「momotaro」というユーザー名でストリップチャットに登録している視聴者が、あるキャストの配信中に「おまんこをよく見せて」と煽ったとしましょう。momotaroを検挙するためには、まずそのやりとりが公然わいせつ罪に直接関与したということを確定させた上で、日時とキャストの部屋、コメントなどを証拠として保存する(スクショを撮る?)必要があります。次に、ユーザー名momotaroが誰なのかを絞り込む作業に入るわけですが、これがうまくいくわけがないんですよ。
事実上「特定」はほとんど不可能
投げ銭をしたユーザーのログは報酬の支払いのためにキャスト側に保存されますが、あくまでもユーザー名での記録であり、それが誰なのかを特定することは不可能です。それを知るには直接サイトに情報の開示請求するしか方法がありません。
ストリップチャットにユーザー登録して課金する際は、多くの場合クレジットカード情報を伴いますので、ユーザー名とクレジットカードの紐づけがわかると簡単に個人の特定ができてしまいます。しかし、海外のライブチャットサイトであるストリップチャットが、日本側の要求に応じてキャストや会員の個人情報を開示するなんてことは以下の理由からあり得ないんです。
まず、ストチャに対する日本の公安や警察による会員情報の開示要請には法的な強制力がありません。
ストリップチャットはキプロス共和国に本社を置くTECHNIUS LTD.に運営されており、サイトのプライバシーポリシーにより、キャストや視聴者の個人情報を保護する立場をとっています。さらにキプロスはEU加盟国であり、GDPR(EU一般データ保護規則)の適用を受け、個人情報の厳格な保護が義務付けられているため、そもそも個人情報の開示を拒否する大義名分があります。
加えて、ストリップチャットにおけるコイン購入の決済は、EpochやSegPayなど海外の第三者プロバイダーを経由します。日本の当局がユーザー情報を求める場合、ストリップチャットだけでなくこれらプロバイダーにも別途開示請求が必要ですが、これも国際的な手続きを要し、現実的ではありません。
さらに、日本はストリップチャットの収益の約20%を占めるドル箱市場と言われており、ストチャが「会員の個人情報を開示するサイト」と認識されることはビジネス上の大打撃となって、ユーザー離れが日本以外にも波及する可能性があります。ストリップチャットがそのようなリスクを冒してまで強制力のない開示請求に応じるはずがないのです。つまりユーザーの特定は事実上不可能と言っても過言ではないわけです。
もちろん、ユーザー名が本名だったりチャット中に自分の住所や職業をコメントするなど、サイトに情報開示を請求するまでもなく特定に至るヒントを自分からバラしていたら話は別ですが、そんな人はまずいないでしょう。
これらの理由から、ストリップチャットで視聴者がどんなコメントをしていたとしても、検挙される危険はありません。
冒頭の弁護士は「インターネット問題に詳しい」と紹介されていたのですが、ぼくに言わせれば実際の運用を度外視した単なる法律上の見解なので「インターネット問題に詳しい」なんて自称しないでほしいですね。
まとめ
皮肉なことに、2025年9月の逮捕報道がストリップチャット出演者やエージェントはかなり稼げるということ、そして非常に人気のあるサイトであることを世に知らしめた結果、日本人配信者およびサイト視聴者は減るどころかむしろ激増したように見えます。それは日本人キャストやユーザーが日に日に増えていることからも明らかです。
この逮捕劇は当局による「見せしめ」的な意味合いがあると考えられますが、実際は全くの逆効果だったと言えるでしょう。

ぼくはもうそろそろ日本の警察や公安は、こんなくだらなくて被害者のいない案件を追うことはやめて、今の時代に合わせて日本もポルノ解禁に踏み切るべきだと考えています。

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